粉じん作業従事者特別教育
福岡労働局長登録教習機関
粉じん作業従事者特別教育について
粉じん作業従事者特別教育とは、特定粉じん作業に関わる業務に必要な作業資格です。
特定粉じん作業とは、粉じんが多く特にじん肺に罹患する危険性が高い粉じん作業をいいます。具体的には、粉じん障害防止規則の別表第一および別表第二に掲げられる作業です。
例)アーク溶接作業、コンクリートはつり作業
・当協会(安衛協)では、粉じん作業従事者特別教育に次のコースを設けて開催しています。
① 通常講習:粉じん作業従事者特別教育規程に基づき、免除科目無しで受講するコース(受講料:9,800円)
② 合併講習:石綿作業従事者と粉じん作業従事者を一緒に修了するコース(受講料:15,690円)
③出張講習:6名以上の受講者で会社に出向く講習(技能講習は福岡県内、その他は全国で実施)
④助成金活用講習:建設労働者の受講料免除講習(通常講習の助成金額:15,900円)
※二日市教習室では、昼食時に無料の弁当配給があります。
皆さんの要件に合ったコースで受講されてください。
職員一同心よりお待ちしております!
コースと受講要件
修了できる教習名 | 講習日数 | 受講料(税込み) |
粉じん作業従事者特別教育 | 1日間(4.5時間) | 9.800円 |
粉じん作業従事者特別教育 + 石綿作業従事者特別教育 |
1日間 | 15,690円 |
粉じん作業従事者特別教育 + 振動工具取扱い衛生教育 |
1日間 | 17,750円 |
主な対象機械・作業
特定粉じん作業に従事される場合は、粉じんによる疾病と健康管理、粉じんの発散防止及び作業場の換気方法等及びその保護具の使用方法についての知識を十分に理解して粉じん障害防止に努める必要があります。
よくあるご質問
Q:石綿の解体作業はこの講習でいいか?
A:本講習は、石綿以外の粉じん(溶接時のヒュームや研磨時の鉄粉等)が対象です。石綿解体作業に従事する場合は、石綿に係る教育が必要になります。
Q:粉じんって何?
A:粉じんは、大気中に浮遊するまたは浮遊しやすい固体の粒子状物質の総称ですが、本講習で特に問題としているのは、目に見えない微細な粉じんです。この粉じんから身を守る(じん肺の予防等)ための教育を行っております。
Q:アーク溶接の特別教育を所持していますが、アーク溶接をする際に『粉じん作業従事者特別教育』は必要なのでしょうか?
A:『粉じん作業従事者特別教育』は、特定粉じん作業に関わる業務に必要な作業資格です。
アーク溶接作業の溶接時に発生するヒューム(金属粉塵)は"特定粉じん発生源"には該当しないため、
『粉じん作業従事者特別教育』の受講は法令では求められていません。
また、アーク溶接作業は、溶接時に発生するヒューム(金属粉じん)を吸い込む可能性があり、じん肺などの健康被害を引き起こすリスクがあります。
労働者の健康障害を防止するための作業環境の改善・具体的対策については『アーク溶接特別教育』の講習内容に含まれています。
ただし、『粉じん作業従事者特別教育』では、じん肺という職業性疾病の危険性をさらに細かくお伝えいたしますので、
受講頂くことにより粉じんの危険性に対する理解を深め、安全作業に従事することへ寄与できるものと考えております。
関連する講習
講習日程
・【会場】[北]:北九州、[大]:大牟田、[久]:久留米、記載なし:二日市、[熊]:熊本(玉名)
講習名 | R6 | |||
11月 | 12月 | 1月 | 2月 | |
粉じん作業従事者特別教育 | 19㈫ | ー | 8㈬ 22㈬[北] |
5㈬[久] 11㈫ |
3月 | 4月 | 5月 | ||
ー | 1㈫ |